自然素材の取扱いとお手入れ

自然素材や草木で染めた色は、化繊や化学染料に比べてデリケートです。
だからこそ持ち得る、人工では生み出せない繊細な美しさがあります。

お取り扱いや特性をご理解いただき、自然の美しさや移ろいをお楽しみいただけると幸いです。



・草木で染められたものは、長時間直射日光にさらされることにより退色が進むことがあります。
保管の際には、日光の当たらない場所をお選びください。

・着用したままの入水は避けて下さい。

・水に濡れてしまった際には摩擦を起こさないよう注意し、
直射日光を避けた風通しの良い場所で乾燥させてください。

・草木で染められた糸は経年や環境により少しずつ変化していきます。
生きた色合いとして、それらの変化も一緒にお楽しみください。


<首紐・房の部分のお手入れ方法>




絹糸、特にムガシルクはハリの強い糸のため、
長さ調節のビーズ部分のほか、畳むように保管した際など、
首紐部分に折り癖のような跡が残りやすい特性があります。

首紐のクセ、または房が絡まったり広がりが見られた時には、霧吹きなどで水に湿らせ、
ハンガーに掛けて乾燥させると綺麗に元のように戻りますが、以下の方法で手入れしていただくとより丁寧です。

1. やかんなどにお湯を沸騰させ、口から出る蒸気に首紐または房部分を数秒当てる。
2. 糸が柔らかくなるので、手で優しく真っ直ぐになじませる。
3. 1、2を繰り返し整ったら、ハンガーなどに掛けて十分に乾燥させる。
※乾燥させる際には、日光の当たらない風通しの良い場所をお選びください。


つや感も戻り美しくまとまりますので、ぜひお試しください。