自然素材について
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ポリエステル製の蝋引き糸のほか、自然素材である絹糸や麻糸など
作品に対し使用する糸を選び、制作しています。

蝋引き糸は自由な表現力、
自然の素材はそこに宿る精神性、深みとしなやかさ

それぞれの個性が、制作するものにも影響を与えます。


絹の元となる繭玉には殺菌・減菌・吸水性など、自然界のものだからこそ生み出せる
科学ではおよばない優れた性質が備わっており

高波動で浄化能力が高いと言われる麻(大麻/Hemp)は、
神道においても祓いの神具の1つであり
縄文から衣食住で関わってきた、日本とも縁の深い植物です。




 

絹糸や麻糸などの糸は、茜、槐、ログウッドなどの染料のほか
藍、蓬、葛や栗、セイタカアワダチソウ、クサギなどの
身近な草木から色をいただき、山から流れる湧き水を使って染めています。

生きた色を映した草木染めの糸は、優しく美しく
発色鮮やかな色でも、石の存在感を引き立ててくれます。








絹糸について
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絹糸をつくる蚕には、屋内で飼育され桑の葉を食べて育つ家蚕と
野生または野山に放し飼いにされ、クヌギやブナの葉を食べて育つ野蚕と呼ばれる蚕とがいます。

家蚕はクワコから品種開発されたカイコ、
野蚕は多くはヤママユガ科の種類のものと、蚕の種類も異なります。

まほらの絹糸作品では詳細説明での特記がないものは
すべて野蚕糸で制作しています。

蚕の種類によって、糸の特性はそれぞれですが
野蚕糸は家蚕糸よりもシャリ感が強く、ハリがあるのが特徴です。








自然素材の作品制作について
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マクラメでは、何本もの糸を途中で足したり引いたりしながら編んで模様をつくっていきます。

ポリエステル製の蝋引き糸の場合、火や熱で溶かし固定することができますが
絹糸や麻糸などの自然素材の糸は、
裁縫のように裏側に糸を縫い付ける、他の装飾部分に編み込ませるなど
糸がほつれないよう1本ずつ丁寧におさめていきます。

糸の端の広がりを抑えたり、表に出ないよう接着剤を使用することがありますが
針で編みの内側から入れ、できるだけ肌に触れないようにと仕上げています。


お取り扱いについて
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・保管の際には、日光の当たらない場所をお選びください。
・着用したままの入水は避けて下さい。
・水に濡れてしまった際には、摩擦を起こさないよう注意し、風通しの良い場所で乾燥させてください。
・草木で染められた糸は、日光などで少しずつ色合いが変わることがあります。
生きた色合いとして、それらの変化も一緒にお楽しみください。

<房の部分のお手入れ方法>

房が絡まったり、くせや広がりが見られた時には
霧吹きなど水に湿らせ、ハンガーに掛けて乾燥させるとまとまりますが、
以下の方法で手入れしていただくとより丁寧です。

1. やかんなどにお湯を沸騰させ、口から出る蒸気に房部分を数秒当てる。
2. 糸が柔らかくなるので、手で優しく真っ直ぐになじませる。
3. 1、2を繰り返し整ったら、ハンガーなどに掛けて十分に乾燥させる。
※乾燥させる際には、日光の当たらない風通しの良い場所をお選びください。


つや感も戻り美しくまとまるので、ぜひお試しください。